応用問題 No.13


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 次の資料をもとに決算整理後残高試算表を作成せよ。決算日12/31


決算前残高試算表

52 現金
50 売掛金
10 繰越商品
20 消耗品
50 備品
24 前払保
   険料
  買掛金 60
  貸倒引 6
   当金
  資本金 100
  売上  110
60 仕入
10 通信費
276 合計 276


決算整理事項

@9/1商品10円をを掛で仕入れたとき貸借逆に処理したので修正する。

A売掛金の4%貸倒引当金を設定。差額補充法。

B保険料(資産処理)は4/1に向こう1年分前払い。

C消耗品(資産処理)の使用高は15円。

D9/1購入の備品の原価償却費を計上。直接法の定額法。残存価額は原価の10%。耐用年数5年。

E期末商品20円。売上原価は売上原価の項目を新たに作ってそこで計算。


―解答―

決算整理後残高試算表

52 現金
50 売掛金
20 繰越商品
5  消耗品
47 備品
6  前払保
   険料
  買掛金  80
  貸倒引  2
   当金
  資本金 100
  売上  110
  貸倒引当 4
   金戻入
70 売上原価
10 通信費
18 保険料
15 消耗品費
3  原価償
   却費
296 合計  296


―解説―


決算整理仕訳

@
仕入20/買掛金20

A
貸倒引当金4/
 貸倒引当金戻入4

B
保険料18/
  前払保険料18

C
消耗品費15/
    消耗品15

D
原価償却費3/
     備品3

E
売上原価10
売上原価80
繰越商品20/
   繰越商品10
   仕入  80
   売上原価20

  修正
買掛金60+20=80
引当金6-4=2
前払保険料24-18=6
消耗品20-15=5
備品50-3=47
繰越商品20
  追加
貸倒引当金戻入4
保険料18
消耗品費15
原価償却費3
売上原価70

まとめ
 仕訳Eの売上原価の計算は仕訳@の仕入金額修正後に行う。
 保険料は支払った時点で前払を計上しているため、経過した分を保険料として計上。
 消耗品も買った時は資産処理。使用した分を費用計上。
 原価償却費は9/1〜12/31までの費用計算。

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